空から蝶をよぶ場所づくり


こどもの森では環境教育の一環で『空から蝶を呼ぶ場所づくり』という取り組みをしています。このプログラムは、蝶は種類によって決まった植物をエサとして選ぶので、
蝶が来ている場所を観察したり、この特性を活かして植物を植え蝶が訪れやすい場所をつくる活動です。去年から引き続き、今回で11回目を迎えました。
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初夏のよく晴れたお天気のもと千里北公園に出かけました。
2グループに分かれ、さっそく蝶を探しにいきます。
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この日は、色んな種類の蝶を見ることができました。
特にモンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ(キタキチョウ)がたくさん来ていました。
そしてこの時期にしか見られない里山の蝶アカシジミもいました。
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子ども達は「これ、ベニシジミやー」「キチョウがおった!」と
身近になった蝶の名前を口にしながら、網を持って公園中をかけめぐりました。
そしてどの種類が何匹、どんな場所に飛んでいたのかを調査しながら記録していきます。
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学校に戻り庭を観察したところ、去年植えたカラスザンショウの葉にアゲハ蝶の幼虫を見つけることができました。蝶は本当に見つけてやってくるのです!
この幼虫は鳥のフンに似た色と形をしていたのですが、これも外敵から身を守るためだと
ミッチーさんから教えていただきました。観察中も、校庭に飛ぶアゲハ蝶を見ることができました。
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こどもの森の校庭で育つ幼虫や訪れるチョウに、
どんな蝶を校庭に呼ぶか考え、エサとなる草木を植えることで続けてきた子ども達の取り組みが少しずつ実り、蝶が訪れやすい場所に変わってきていることを感じる時間になりました。 
昼休みに、自分たちの植えた植物のまわりを手入れにしている女子2人が印象的でした。(R.T)