お話し会をやりました!


ことば共同の時間に「大津おはなしのとびら」などで活動されている足立英子さんに来て頂きました。
初めに、部屋を少し暗くして足立さんが持参された太いろうそくに火を灯し、みんなでおはなしの部屋に入って行きました。
「日本のむかしばなし(瀬田貞二著)」の中の「まめこじぞう」を、“語りかけ”で聞かせて下さいました。
びんぼうなおじいさんおばあさんが一粒の豆を見つけ、どうしたものかと相談しているうちに豆が転がり出し、おじいさんは追いかけていくのですが転がった先にいたお地蔵さんが食べてしまい、お地蔵さんからお詫びにと教えてもらった方法で鬼たちの宝を手にします。それを聞いた隣のよくばりばあさんがまねをして・・略・・せっかちでちゃんと待たなかったために鬼に見つかり結局ひどい目に合うというお話です。
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終わってから、今度はやりたい役を決めて自分の役の部分がきたら声を出して読むという方法でみんなで読み進めていきました。「まめこや、まめこ~」・・・など、みんな上手に自分の担当の台詞をこなしていくので、「みんな上手やね~」と褒められました。
このあと、大きなスケッチブックを利用して手作りされた「あおくんときいろちゃん(レオ・レオーニ著)」を読んで頂きました。この話は簡単なストーリーですが、ほんとはなかなか奥のあるお話です。いつかまた読む機会があれば、みんなで深読みしてみるのもいいなと思いました。
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自分の選んだ本を読んでみんなに聞いてもらう「音読」は、普段は本を見ながら読んで、好きなところや気になる部分などをみんなで語り合っています。高学年では本の1部分を読むなどしてお勧めの本をみんなに紹介したりしているのですが、このような“語りかけ”という形で聞かせて頂き、普段とはまた違った本の楽しみ方が出来ました。
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最後にみんなでろうそくの周りに集まって、「せぇ~のぉ~」でろうそくの火を吹き消してお話しの部屋を出ました。                          
                                  (Y.H)