デリチュース(ケーキ屋さん)見学


 学校の近くにデリチュースというケーキやさんがあります。ロハスinこどもの森のポスターを貼らせてもらっている関係から、オーナーの長岡さんから、「子どもたちの学習に協力したい」というあたたかい申し出をいただき、今回の見学が実現しました。
 まず、厨房の中を見せてもらいました。
 大きな泡だて器、オーブン、冷蔵庫を見せてもらったり、こだわりの1個60円の卵を実際に割って、黄身と白身を見せてもらったりしました。
 卵は、1ヶ月で1.5トンも使うそうです。
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 ロールケーキの生地を焼くのを見学させてもらいました。
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 厨房見学の後は、喫茶コーナーに座って長岡さんのお話を伺うことになりました。そのとき、なんと名物のチーズケーキをフルーツの盛り合わせ、オレンジジュースを一人ひとりにふるまってくださいました。思いがけないおもてなしに、子どもたちは、「すご~い」「おいし~」と大感激でした。
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 長岡さんは、そんな子どもたちをあたたかい笑顔で見つめながら、子どもたちの質問にも気軽に答えてくれました。
 小さい頃から、お料理やお菓子づくりが好きで、コックになろうと思ったけど、好き嫌いが多くて野菜が嫌いだったから、大好きなお菓子にしたそうです。お菓子作りを始めて30年以上がたち、チーズケーキの開発には10年もかかっていて、何回作ったかわからないぐらい作ったし、今のが最終ではなく、今も少しでもおいしいチーズケーキになるよう考えているとのことでした。
 お客さんが「おいしい」とよろこんでくれたときが一番うれしいし、少しでもいいもの、少しでも喜んでもらえるものを作ることを一生懸命考えて、努力しているというお話でした。
 テーマでは、「しごと」について学んでいます。客室乗務員、アルミサッシ加工、人工知能の研究所、理容美容室、ケーキ屋さんといろんなお仕事の現場におじゃまして、お話を聞いてきました。
 その中でわかったことは、「収入(お金)は大切だけど、そのために仕事をしているのではなく、どのお仕事も人に喜んでもらうこと、人の生活を豊かにすることに一番心を配っている」ということでした。
 仕事をする上で、とても大切なことなんだと思います。こどもたちが将来しごとをするとき、このテーマでの学びを思い出し、自分の仕事選びや仕事ぶりに役立ててくれればうれしいです。
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