もちつきをしました


テーマでは、「からだにやさしいしょくじ」について学習しています。
子どもたちの中から、「もちはからだにいいんじゃない?」という意見が出て、もちつきをすることになりました。
子どもたちと、もちについて調べていくと、特にからだにいいたべものというわけではないことがわかりました。
昔は、神様へのお供え物で、信仰と深くつながった食べ物でした。とても貴重なもので、貴族や武士しか食べることができず、江戸時代になり、ようやく庶民も食べられるようになったことがわりました。
携帯食、保存食として利用されていて、貴重なエネルギー源となっていたとともに、餅を食べることで神様から力を授かると考えられていたこともわかりました。
お年玉の玉とは、丸餅のことで、昔はお金ではなく、お餅を配っていたこともわかりました。
とくにからだにいいというわけではないけど、日本人が特別な食べ物として考えていたおもちを作ってみよう!とおもちつきをすることになりました。
保護者の人やスタッフにもてつだってもらって、2臼つきました。
一般的なもちつきは、熱いうちに大人が手際よく作業して、子どもは大人がほぼつきあげたもちを少しつかせてもらう程度ですが、この学校のもちつきは違います。
こどもたちがメインで作業し、難しいところだけを大人が手伝って、つくのも返すのも子どもたちが中心になってやりました。
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そのため、もちがひえてきて、粒が残ったり、すこし固かったりしましたが、大切なことはきれいにつきあがることではなく、子どもたちが協力して、自分たちで考えながら作業することです。やっているうちにきねの楽な上げ下ろしを会得した子、返すのがとても上手で板についた子、お餅をきれいに丸められるようになった子など、みんなとてもたのしそうでした。
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おもちは、とてもおいしく大好評でした。保護者の方が、自家製みそで具だくさんの味噌汁をつくってくれて、みんなおなかいっぱい食べました。