2月13日(水)、子育てカフェが開かれました。
今回のテーマは「ひといちばい敏感なあなたへ〜HSP,HSC,HSS〜」
ファシリテーターは坂本田鶴子さん。
HSPとは、ひといちばい敏感なタイプの人のこと。
(HSP:Highly sensitive person。HSCは子ども:Highly sensitive child)
5人に1人いると言われている、生まれつきの気質のことです。
HSPはその気質ゆえに、自分だけ周りと違うのはどうしてだろうと、
自己肯定感が低くなりがちです。
でも、HSPの人は感受性が豊かで想像力があって、
物事を深く考え、周囲への気遣いができる素晴らしい気質でもあるのです。
さっそく参加者のみなさんにチェックリストをしていただきました。
20項目あるうち12個以上に該当する人は、HSPである可能性が高いです。
手を挙げていただくと、思った通りかなりたくさんの方がいました。
数名のグループになって、チェックリストをしてみて気づいたことなどを話し合いました。
一口にHSPと言っても、肌感覚が敏感な人、匂いに敏感な人、大勢の人の中にいるのがしんどい人など、
いろんなタイプがいることがわかりました。
次に、HSSのチェックリストをしてみました。
HSSとは、刺激を求めるタイプの人のこと。
(HSS:High Sensation Seeking)
HSPとは逆の性質なのですが、実はこの両方を合わせ持つ人もいるのです。
「わたしは両方持ってるんですよねー。これ両方あるとすごく疲れるんです。」
と田鶴子さん。
エネルギッシュなのに、疲れやすい。
HSSの特徴なのです。
次に、ご自分のお子さんについて、HSCのチェックリストをしてみて、
気づいたことなどをグループで話し合いました。
そして、そんな特徴を持つお子さんに接する時の対処法や、
より生きやすくなるためのマイルールを考えていただきました。
最後に、いつものようにサークルになり、お一人ずつ今日の気づきや感想をシェアしていただいて、お開きとなりました。
最後に田鶴子さんから。
「わたしは今、コーチやカウンセラーをしているんですけど、
HSPでなかったらこの職業はできなかったと思うんですよね。
さらに仕事すればするほどHSP度が上がっていってて、すごい敏感になっていて
敏感であるほど仕事にはいいんですよね。
なので、こういう活かし方もあるよとお伝えしたかったんです」
田鶴子さんのように、HSPの良さを活かして生き生きと生きていきたいものですね。
HSP、 HSC、 HSSについて詳しく知りたい方は、こちらの本をぜひ読んでみてください。
以下、参加者のみなさんの感想です。
・子どもの特性について考えることができました。
・育てにくいと思っていたけど、持って生まれた個性で、大切に育てていきたいなと思いました。
・これを知ることでいい意味で開き直って、楽に子育てできる人が増えるといいなと思いました。
・みんなそれぞれ違うんだと思った。子どもに優しくなれそうな気がしました。
・HSPという言葉を今回初めて聞きました。あ、こういう性格なんだなとわかり、これはこれでいいんだと思いました。
・子どもの持っている豊かさに改めて気づくことができました。それを本人にも伝えながらそれを持ったまま大きくなってもらいたいと思いました。
・子どもを認めるためには自分のことも大事にしていきたいと思いました。
・末っ子は「宇宙人」という感覚でしたが、子どもを客観的に見ることができて、向いている職業などもイメージできたので良かったです。
・HSPだと手を挙げた人がたくさんいたので安心して話ができました。
・HSPってめんどくさい人だと思っていましたが、それは偏見で、正しく理解することが大切だと感じました。
・自分のことや家族のことって話しづらいテーマだと思うのですが、「話してもいいかな」と思える安心できる雰囲気でした。
(A.M)
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次回は3月13日(水)10時より
「幸せな人生の見つけ方」
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