アトリエの活動


 「絵を描きたいから、教えてほしい人を学校に連れてきたい」をいう提案から始まったアトリエの学習。水彩画をていねいに子どもたちに教えてくれためぐちゃん。子どもたちの気持ちにやさしく寄り添い、絵の基本を教えてくれた青山さんと、いろんな方が子どもたちにこれまでかかわってくれました。
 学校が引越したため、新しく子どもたちと活動をしていただける方がないか考えていたところ、保護者の方の紹介で、かもちゃん(元自由保育スタッフ、アーティスト)が来てくれることになりました。
 1回目の今日は、「紙に自由に描きたいことかいてみて。色をつかってね。わたしは、みんなのこと見てるから。」ということで始まりました。子どもたちは、画用紙にそれぞれ思い思いの絵を描きました。
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 色鉛筆、クーピーを使う子どもたち。「絵の具は使わないの?」「だって、めんどくさいやん!」「あ、そうなんだ。筆が出す線とか面とか、色の重なりとかおもしろいと思うんだよね」「いやや~めんどくさい!」
 めんどくさいという子どもたちにかもちゃんがすてきな提案をしてくれました。「みんなのことみせてもらったけど、みんなの気持ちというか、表現のパワーは、この画用紙では小さすぎると思うんだよね。もっと大きい物に大きいもので描く方が合ってると思う。次は、外で大きなダンボールか板に≪めんどくさい!!≫をテーマにして、めんどくさい気持ちをこれでもか!!って表現しようよ。」
 すると子どもたちは、「めんどくさいがテーマ?おもしろそう!!」とすっかり乗り気になりました。子どもたちの目線から、子どものやる気、可能性を引き出していくことってステキなことだなあと改めて感じました。