学校めぐり


 入学式の翌日、「新校舎の使い方を確認し、危険なところなどを見て回ろう」ということで、学校めぐりをしました。
 メモ用紙を3人分用紙して、「だれか、メモをとってくれる?」とお願いすると、一番年上の五年生の男の子が真っ先に引き受けてくれました。昨年度、彼は四年生でした。当時は、字もきれいで、まとめ方も上手な六年生の女の子が二人いました。そのどちらかがメモ係を引き受けてくれていて、彼がやることは、まずありませんでした。
 それなのに今日は、自然な感じで、さりげなくメモ用紙を受け取り、みんなの発言をどんどんとメモを取っていきました。率先してやろうとする姿を見ていて、とてもうれしかったです。
 字を書くのが苦手なんだけど、卒業を祝う会のプログラムを担当し、少し自信をつけた男の子、新しく入学した女の子もメモ係を引き受けてくれました。
 学校めぐりでは、「屋根には登らないほうがいい」「太陽光のパネルは触らない」「太陽光のパソコンと機械をさわらない」「学校の裏の敷地には、必要以外は行かない方がいい」「2階の吹き抜けからホールに重たいものは投げない方がいい。風船や紙はなげても大丈夫」などなど、こどもたちの方からいろんな意見がでました。
 となりの公園も使い方を確認しにいきました。「小さい子がいるから、迷惑をかけないように遊ぶ」「ベンチには靴で上らない」「フェンスには登らない方がいい」「汚いときもあるから、たまに見回って掃除したらいい」など、ここでもいろんな意見がでました。
 こどもたちの意見を中心に、大人の意見も交えながら、この学校での新しいルールを作っていきたいです。