苦手な人とのつき合い方〜こどもの森のハッピーアドバイス①〜


3学期の子育てカフェでは、「自己肯定感をどうやって育むのか」について

いろんな切り口から考えていこうと思います。

 

今回も10数名の方たちが参加されました。

 

1回目は「苦手な人とのつき合い方」

「苦手な人」と、「自己肯定感」って一体どう繋がっているのかな?と不思議に思うかもしれませんね。

でも実はとても深いつながりがあるのです。

 

まず、苦手な人を一人、イメージしてみます。

人の悪口ばかり言う人でしょうか。

自分勝手な人でしょうか。

 

こういう時、私たちはふつう「相手に問題がある」と捉えます。

相手に問題があると捉えた場合、例えば「人の悪口ばかり言う人」には、

「人を悪く言うことで自分の価値を高めたい」という心理が働いています。

その人の自己肯定感の低さから、そのような言動になるのです。

ですので、そういう人のことを

「ああこの人は実は自信がないんだなあ。しんどさを抱えている人なんだなあ」

と受け止めることで、

「苦手」「嫌い」という感情と切り離して相手を見ることができるようになります。

 

そして、今回の子育てカフェの本題はここからです。

 

「苦手な人」に出会った時、それを「自分の問題」として捉えることができると

そこに大きな宝物を発見することができるのです。

 

「苦手な人」は、自分の内面を映し出す鏡なのです。

 

例えば、「自分のことばかり喋って止まらない人」が苦手だとします。

それは自分の内面に

「本当は自分自身を自由に表現したい!」

という欲求があるのに、それを抑圧しているため、

目の前に自由に表現している人を見ると、嫌な気持ちになってしまうのです。

 

「周りのことを配慮すべき」

「謙虚に生きるべき」

 

そんな「べき」が、表現したい!という欲求を無意識下に押さえ込んでしまっているのです。

 

自分の中にある無意識に抑圧した性質や感情のことを、シャドーと言います。

このシャドーに気づき、

「そうか、私は表現したいと思っていたんだ」

「謙虚であることと自分を抑えることを取り違えていたんだ」

「自由に表現していいんだ」

と、自分を受け入れ、赦すことで「べき」から解放され、

その結果、相手の嫌な面が気にならなくなります。

 

参加者のみなさんにも、このワークをやっていただきました。

 

 

最後にひとつ、苦手な人とスムーズにコミュニケーションできる秘策をお伝えしました。

それはこれです。

 

「その人に会う前に感謝の気持ちで心をいっぱいにしてから会う」

 

簡単なのに、素晴らしい効果があるので、

この方法はとてもオススメです。

 

最後に全員で丸く輪になって、今日の気づきをシェアし合いました。

 

以下、参加者の方の感想です。

 

「自己受容が足らなかった。自分はべき思考だったということに気づきました。」

「親からのべきをしっかり握りしめていたことに気がつきました。手放していきたいです」

「自分は相手にとっての『いい子』だった、他人軸だったことに気がつきました」

「苦手な人に対しビクビクしがちだったけれど、なんだか愛しく思えるようになりました。

そんな気持ちで自分自身のことも見たらいいのかなと思うようになりました」

「苦手な人と自己肯定感って、どこが関係あるんだろうと思っていましたが、ものすごく関係がありました。

私が苦手な人は、昔の自分が嫉妬していた人だったと今思い出して、それを取り除くと苦手じゃなくなることに気づきました」

「私が苦手な人というのは母親なんですけど、無意識に自分の母親と似ている人を避けて、その人を苦手な人と決めつけてしまっていたんだと気がつきました」

「一緒のグループの人のお話を聞いて、いろんな気づきがあって、参加して本当に良かったです」

「安心して話せる場でした。自分と向き合うことの大切さはよくわかっていますが、こういう場があると一人で考えるよりずっといいと経験できました」

「不完全な自分でもいい」

「最後のハートいっぱいのワークが良かったです。今度会う時には相手に感謝をいっぱいにして会うと、自分の閉じた心を開けるんじゃないかと思って、次にその人に会うのがちょっと楽しみになりました」

「ワークをやってみて、母の生き方を気が緩んだら同じようにしてしまうということに気づきました。私がこれで癒されたら、自動的に母も癒されるのではないかと気づきました」

 

こんなにたくさんの気づきを本当にありがとうございます。

こうして言葉にして書き起こすと、

参加されたお一人お一人がご自身の内面を探求し、大切な宝物を発見されたことがよくわかります。

すばらしい時間に居合わせられたことに感謝です。(A.M)

 

次回は2月13日(水)10時より

「ひといちばい敏感なあなたへ〜HSC,HSP,HSS〜」

参加申し込みはこちら

Facebookイベントページはこちら