こどもの森では、『計画して、やってみて、振り返る』というこの流れを大切にしています。
お泊まり会のことも、みんなで振り返りをしました。
ファミリーグループ(小さな班のようなもの)ごとに、よかった点、もっとこうしたらよかった点を洗い出しました。
各グループごとにひと通りシェアした後に、話し合いの中でスタッフが気にしていたことを全体に投げかけてみました。
おやつのゴミや、おやつを食べる時間、そして寝るときのこと。
すると
「俺な、全然寝られへんくて、めっちゃ起きてて、○○と△△とずっと起きてて、最初○○が寝て、でも俺全然寝られへんくて(うんぬんかんぬん)」と、笑った顔で発言した子がいました。
すると、また別の子が、「俺もな、(うんぬんかんぬん)」と、その子も笑った顔。
「せやで、そしたらさ、(同室のスタッフ)にめっちゃ怒られて、静かにしてって10回ぐらい言われた(笑)」と、また笑った顔。
それを聞いていたスタッフから「10時には静かにするってみんなで決めてたけど、注意されてしまうぐらい喋ってしまってたってことなん?」
「うん、でも10回は言い過ぎ。7回ぐらい」と、違う子が言います。
スタッフからこんなことを聞いてみました。
「そんなことがあったらしいけど、夜、他の人のしゃべり声で寝られへんくて困った人はいたん?」
すると、女の子からも男の子からも手が挙がりました。(女の子男の子別室で寝ていました)
それまで、夜遅くまで起きていたことを武勇伝のように嬉しそうに言っていた子も、それまで黙っていた女の子たちも、ハッとした顔をしました。
最後にスタッフから、ルールはみんなが気持ち良く過ごせるためにあること、笑った顔でルールを破ったことや注意されたことを話すことが私は聞いていて悲しかった、ということを伝えました。
非日常のお泊まり会、寝れなくて他の子が気になってお喋りしちゃう…こどもならそんなこともあるよな〜とも思いますが、ルールや自由、責任などについて、少しずつ学んでいってほしいとも思い、伝えることは伝えて、振り返りの時間を終えました。
そんなことを積み重ねて、3年生は来年修学旅行へ、1、2年生は話し合いを引っ張っていく立場になっていきます。
はてさて、来年はどうなるかな〜
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この時間の最後に、3年生より、お泊まり会実行委員として来年へのアドバイスを言ってもらいました。(写真はそのときの記録です)
毎週毎週実行委員として集まり、全体での話し合いがスムーズに進むように知恵を絞り、がんばってくれました。
ほんとにほんとに、おつかれさま。ありがとう!
(M.F)