9月20日、2学期のテーマが始まりました。
これから11月まで「食と消費、経済」について子どもたちと一緒に学びます。
まずはオリエンテーションからスタート!
「昨日の晩ごはん、何食べた?」という問いかけから始まりました。
一人の子が「トマトラーメン」と答えました。【食べる】
「じゃあそのトマトはどこから来たのかな?」
「買ってきた!」「スーパーで」【売 る】
「じゃあスーパーの棚に置かれる前はどこにいたのかな?」
「え~と、土の中!」「畑!」「たね!」【作 る】
「なるほど~。ところでみんなはトマトを食べたらヘタの部分はどうする?」
「捨てる!」「土にうめたら栄養になる」【捨てる】
「そうやね。トマトはそんなふうにして旅をしてるんやね」
【作 る】【運 ぶ】【売 る】【食べる】【捨てる】
低学年ではこれらの過程ひとつひとつを丁寧に見ていきながら、
過程の中でちーきゅん(地球)が困っていることはないか、
自分たちにできることは何かを考え、
身の丈で実践していけたらなと思います。
次の時間に、近所のスーパーへ産地調べをしに行きました。
普段食卓に上る食べものたちは、いったいどこから来たのかな?
ということで、さっそく学校の近くでいつもお世話になっている関西スーパーとサンディに行って
食べものの産地調べをしました。
小グループに分かれ、調査シートを手に出発!
お野菜、魚、肉、加工品。
子どもたちは普段気に留めていたかった食品の産地が
どこに表示されているのかを探しながら、
ひとつ見つけては調査シートに記入していきました。
そして、次の時間に、それぞれのグループで調べたことをシェアしあいました。
大きな日本地図や世界地図をひろげて、どのあたりからきた食べものなのかを一つひとつ確認していきました。
低学年の人たちにとって、地図で都道府県や国を見つけることは、かなり難しかったですが、
助け合いながら発表していきました。
日本国内だけでなく、地球の裏側の国から来たお魚や、東南アジアからきたくだものなど、
とても遠くから来たことがわかりました。
その後、農場や八百屋さん、ハンバーガーから見える世界についての動画を見て、
気づいたことを話し合いました。
低学年の「食べもののたび」はこうして始まりました。
この旅を通して、子どもたちと一緒に食について考えていきたいと思います。
(A.M)