低学年につづいて、高学年&中学部も新生児科医の郷間さんのお話を聞きました。
「ドラマのコウノトリって知ってる?」ってそんな郷間さんの問いかけから、
普段どんなお仕事をされているのか、そして
小児科医その中でも新生児科を専門に選ばれたきっかけなどをお話いただきました。
「生きるって?命って?」
命には、体の仕組みがとっても深く関係していることをわかりやすく伝えていただきました。
心臓、肺、脳や神経のこと。「瞳孔は目の中の神経が反応しているからだよ」
お話を聞きながら、となりの人の目をのぞき込んだり、お互いを観察しあったりしました。
「呼吸をする時は胸とお腹を広がること」も自分の体をぎゅっとしながら確かめてみました。
「盲腸ってなに?」
「足が動きにくくなるのは、脳がおとろえているから?」
「赤ちゃんの点滴は小さなもの?」などお話をききながら、子どもたちが
ふと疑問に思ったことにもわかりやすく答えていただきました。
そして、今まで立ち会ってこられた小さな命。
生きること、死ぬこと。
うれしいことも、かなしいことも。
小さな命が、一つひとつを乗り越えて生きようとしていたこと。
いろいろな瞬間に立ち会われてきたこと。
「命は一人ひとつ。とっても大切なもの」
そんな郷間さんのお話を、子どもたちはシーンと聞き入ります。
身体や赤ちゃんの誕生、ふだんあまり意識しないけれど体には不思議がいっぱいなこと。
子どもたちには、いろんな疑問も浮かんできていた様子でした。
そして日々いのちに向き合う場にいらっしゃる郷間さんから、
生きていることはいろんな奇跡がつながっていることを感じる時間になりました。
郷間さん、ありがとうございました!(R.T)