3月12日、ユネスコ本部より提案を受けてホールスクールアプローチ(学校全体で)
気候変動に取り組む国際プロジェクトのビデオ会議を行いました
なんと!日本の学校では、初めての試みです!
数日前に、パリとのネットワークの確認テストも行い会議に備えました。
いよいよ迎えた当日。デンマーク、レバノン、日本、そしてユネスコ本部がある
フランスと4ヶ所を結んでの実践を報告し合いました。
デンマークのRoskilde Gymasiumからは、2017年にコペンハーゲンで行われたユース会議の様子、そしてレバノンとデンマークとで、気候変動の国際プロジェクトが進められていることが紹介されました。
またSDGs dayを作り全ての科目で地球課題について考えるなど、
グローバル・シチズンシップを育む活動が発表されました。
レバノンのDuetsche International Schule Beirutからは、
生徒や教員を含む環境チームを中心に持続可能な学校づくりを進めていること、
全校での気候変動学習、リサイクル資材活用、子どもたちが参加する地域活動など、4つの重点分野の(学校運営・教室内外の学び・設備と環境・地域との連携)取組みが紹介されました。
こどもの森からは全校で取り組んだ気候変動学習と、
クラスごとに学びの目標や実践内容を変えて取り組んだ様子などをお伝えしました。
また環境団体との連携、子どもたちが話し合って決めたアクションプランや、
子どもたちの変化などの報告を行いました。
その後の質問の時間では、デンマークやレバノンの学校からこどもの森に、
「地域コミュニティからどのようなサポートがあるのか」「子どもたちのモチベショーンはどのように生まれるのか」「ワークショップはどのように行われたのか」などの質問があり、意見交換をしました。
今回の会議を通して、その国をとりまく環境や学校の様子は異なっていても、日々学校で
工夫していることや楽しいことなど国境を超えて共感できることが多くありました。
同じゴールを目指しながら、世界各地で積み重ねられている実践が、
このような交流を通して共有されることで、大きな変化につながっていくように感じています。(R.T)