Manabee共育プログラムCグループ 『こんな漢字あったらイイカンジ♪』


今年度、こどもの森の初めての試み「学び場コーディネーターManabee」

今日はCチームのみなさんに第3回目の共育プログラムを、中学部で実施していただきました。

(第1回目のプログラムはこちら!2回目はこちら!4回目はこちら!)以下、受講者のみなさんからの報告です。

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企画をミーティングは4人で行い、色んな案を出している時に、メンバーの一人が「そういえば、僕、学生時代に難しい漢字を読めた時、めったゃ先生に褒められて、すごく嬉しかった記憶あるんだよね〜」
と話してくれました。

そんな一言から始まったわたし達のオリジナル漢字を作ろう、というアイデア。

でも、ただてさえ漢字っていっぱいあるし、どちらかといえばみんな嫌いや苦手多いよね。

それなら、漢字の成り立ちや部首を絞って、その部首を使ってオリジナル漢字を作るってはどうか?

例えば…
羽と竜を組み合わせ
羽の間に竜をいれて
ドラゴンと読む

面白いかもね?
からはじまったこのお題。

ところが、実際こども達に伝えるには、やはり詳しく漢字の成り立ちからお話していく方が分かりやすいことに気がついて、それに合わせてプリントの準備を進めました。
そして、プリントを大事に使ってほしい、また調べてほしいと思ったので 部首に興味を持ってもらえるように、高校入試に出やすい部首の紹介をつけました。

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本来の漢字の種類
①象形文字
自然の中に存在するもの

②指示文字
記号で表すもの

③会意文字
①と②では表せないものは
この2つをくっつけて
つくったもの

④形成文字
③では現せない漢字で
意味➕音(読み)で表現するもの
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この4つの種類をなるべく絵をつかって話すことに。

工夫したことは、とにかく
「苦手意識を減らすこと」。

④に行く前に、まずは漢字は部首を知ることで読めなくてもなんとなく意味が理解できる説明をしました。

そこで、部首の歌みんなに動画で見てもらい、歌でも覚えられるよと楽しく伝えるようにしてみました。
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その後、部首の成り立ちを話すと意外や意外、

みんな「ヘェ〜やえっ!そんな意味あるの?」と
知らないことや
「昔の人って面白いよね〜」など、漢字の成り立ちを知ることで、漢字の面白さにすこしずつ気づきはじめていました。

そこから、はじめて

「じゃあむかしのひとのようにみんなも漢字つくってみようか?」

とみんなでオリジナル漢字を、辞書やiPad片手に思い思いに考えだしました。

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余談ですが、できる人は自分の名前ってどんな意味があるのか?や自分が好きな漢字にはどんな成り立ちがあるのか?なども調べてみました。

はじめはピンとこない様子だった人もだんだん、調べたりオリジナルを作ることで面白くなってきたようで、

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例題で「休」を3つ「森」のようにかいた漢字でなんと読むと思うでしょうと問いかけると、

漢字が得意ではないYくんが
「ひきこもり」と読んでくれました。

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おお!
そんな発想なかったけど、それもいいね!
と共感したり、
Yくんの思考が見えて、とても面白いものになりました。

ちなみに、用意していたの解答は「バケーション」だったんですが、正解が一つではないところも良かったなぁと感じました。

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また、子供達と一緒に考え共有できる時間になったことがならより、いい勉強や体験となりました。
こんな素敵な時間を作って頂きありがとうございました。

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以上、報告でした!

参加した中学生からは、漢字のことがわかってよかった、楽しかった、という感想が出ていました。

こちらこそ、ありがとうございました!(J.S.)